MBA集大成のIBプロジェクト本格始動

こんにちは、YMです!この時期は花粉が飛んで辛い時期かと思いますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

マンチェスターMBAでは、最終期が1/8から開始しました。当期は、インターナショナルビジネスコンサルプロジェクト(IBプロジェクト)という国際的コンサル業務を想定したプロジェクトに3ヶ月間専念します。レポートが卒論の代わりとなるのでMBAの集大成的な位置づけです。クライアントは名企業から地元企業まで幅広く、マンチェスターにて開発された新素材「グラフェン」に関するマーケットリサーチなどもあったりして多岐に渡ります。

チーム編成もこれまでのように学校が指定するのではなく、自分たちで最大6人までのチームを作ることができます。仲良しグループもあれば、プロジェクトテーマに共鳴して組むグループもあります。大抵は前者に固まりますが、私は、 GA Pet Food and Partners という英系プレミアムペットフード会社で国際展開を検討しているクライアントのプロジェクトに興味がありこれを選択。実は、イギリス人のクラスメートがそこの会社創業者の孫で、彼が持ってきた案件でもあります。

 

 

チームは、そのイギリス人と、オークション会社の御曹司のメキシコ人、企業派遣のタイ人、それから金融系バックグラウンドのメキシコ人で機動的な5人のチームを結成。早速、GA工場見学に出かけ、サプライチェーンの理解に努めました。

  

クラスメートLand Rover運転で工場まで
クラスメートLand Rover運転で工場まで
工場見学様子
工場見学様子

実は、プロジェクト調査は去年の12月から開始していて、世界中のマーケットから、GAの国際展開に適したマーケットを1ヶ月かけて3つ選んでいます。Euromonitorという調査会社のデータを主に使い、市場の伸長率、プレミアム市場の規模、貿易障壁などを考慮し、最終的にスペイン、イタリア、韓国を選びました。

 

私は仕事で韓国市場を一年担当した経歴があったので、韓国市場を調査することになりました。

ただ、韓国語ができないので、デスクリサーチはグーグル翻訳を使い、プライマリーリサーチは韓国人の学部生をアルバイトで雇い、インタビューのアポをとったりしています。

 

チームメンバーからは、言語が通じない市場をなぜ選んだんだろうという声も後にあがりましたが、言語障壁は本質的に国際ビジネスを行う上でイシューにすべきでなく、むしろ上記に挙げた作業は一企業が国際展開する上で必要なプロセスなので良い勉強だと思っています。

 

それから、一チームにスーパーバイザーが一人つく形で、週一でフィードバックをもらうことができます。我々のチームはMike Arrundaleというコンサルプロジェクトの直の教官なので厳しいですが、とても洞察的な意見を毎回もらうことができ、大変役立っています。

  

韓国人学生をスカイプでインタビュー
韓国人学生をスカイプでインタビュー
SupervisorのMikeからのフィードバック様子
SupervisorのMikeからのフィードバック様子

2月9日から20日にかけ、チームメイト2名と、アルバイトで雇った韓国人学生2名を連れ、韓国までフィールドリサーチに行ってきました。

 

目的は、店頭視察とインタビューを通し、市場規模調査、ペット市場のバリューチェーン理解、消費者動向理解、GAペットフード商品の紹介などです。

 

GAから渡航費、宿泊費、飲食代などの予算を頂き、チームを二手に分け、事前にマンチェスターにてアポをとった企業と、駆け込みインタビュー作戦により、目標20社のインタビューに対し、実績31社インタビューすることができました。

 

最大の壁はやはり言語障壁によるステークホルダーとの接触の困難さでしたが、韓国人の学生を雇い、滞在中も寝食を共にしたことで、彼らから多くの情報を引き出し、韓国最大手のペットフード輸入会社CEOとの面会など、我々だけでは到底なしえないことが可能となりました。

 

一方、学生との間で契約内容をめぐって揉め事が起き一筋縄ではいかなかい部分もありましたが、「人を雇い、責任を持つ」という経験を初めてすることができ、教科書からでは学べない組織マネジメントの良い勉強になったと思います。

インタビューは、輸入会社、ディストリビューター、ペット用品店、獣医などを次々に訪問し、量的と質的情報の二つの軸から効率的に質問しました。(多くて一日6社回ったと思います)。

 

また、店頭視察も行い、棚シェアや競合の売れ筋商品情報などをエクセルファイルで一元管理、市場規模計算に役立てました。

 

韓国ペット市場は人口減少の背景から今後成長が見込まれる分野ですが、プレミアムフード市場は元々外産が多いのと、国産メーカーも追い上げてきおており競争が熾烈でした。このような中で、GAがどのようなバリュー提案をできるかチームで検討し、現在、分析とレポートを執筆中です。

 

 

 

最後に、これらのインタビュー作業を通して、女性起業家や、年商40億ドルの会社経営CEO、ペット用品店の店長さんなど多くの有能な人たちと出会うことができました。彼らの姿勢や発言内容、言葉遣い等から多くの刺激を受け、フィールドリサーチは人生勉強の観点からも大変価値のある旅となりました。 

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コメント: 2
  • #1

    Keiko Musumi (火曜日, 11 4月 2017 10:46)

    いつも楽しみに読ませてもらっています。
    IBプロジェクトはある意味インターンに近い要素もあると思うのですが、プロジェクトの終了後、担当したクライアント企業への就職につながるケースもあったりするのでしょうか。

  • #2

    Alliance MBS (水曜日, 12 4月 2017 02:06)

    Keikoさん、コメントありがとうございます。
    ご質問の件ですが、プロジェクトによっては、そのまま就職につながるケースもあります。
    担当するプロジェクトを決めるためにBidが行われますが、その前に発注企業からのBrief(プロジェクトの概要を記載したもの)が公開されます。企業によっては、その中で明確に「プロジェクト後に雇用する意思あり」と記載してくるところもあります。
    そういった意味では、まさにインターンに近いプロジェクトもあると言えるでしょう。