アメリカ交換留学記(GBS: Goizueta Business School)

こんにちは、class of 2017のYujiです。

 

既に寄稿されているお二人と同様、私もInternational exchange programmeを利用しました。数ある選択肢のうちから、アメリカはアトランタにありますEmory UniversityのGoizueta Business School(GBS)にて2017年8月から12月まで4ヶ月間過ごしましたので、その経験を通じて発見したAMBSとの違いをいくつか共有させていただきたいと思います。

国際性

AMBS含め、欧州MBAの特徴として国際性の高さが挙げられます。比較的比率の高い国籍は存在するものの、AMBSは約90%が非英国人という多様性に富んだクラス構成になっています。一方GBSでは米国人比率が非常に高く、International student比率は約35%でした。

グループワークを重視するカリキュラム構成と相まって、様々に異なるバックグラウンドや価値観を持ったクラスメートとの交流は時に刺激的で時にチャレンジでもあります。特に日本人同士で仕事をする際に感じないような価値観のズレは、非効率性を生み出しますが、そのような環境でも目的を達成していく推進力を養うことができます。

一方米国人が多数派である環境下での共同作業は、言語や国籍の面で少数派であることをより痛感することが多いように思います。多くが流暢な米国英語を話し、ある程度の共通認識がある環境下でどのような貢献をし、存在感を維持していくかという困難を経験できると思います。ただ、GBSでは日本人のクラスメイトが非常に多く、様々なバックグラウンドの方々と交流することができ、非常に新鮮で刺激的でした。

この点については良し悪しというよりも、自分の求めたいチャレンジをMBAの環境が一致していることが重要だと感じました。

授業スタイル

AMBSでの授業は比較的標準的なものが多いと思いますが、どの授業でもグループ課題が課せられているのが特徴的かと思います。多くの場合、授業ごとに違うグループが構成され、それと並行してコンサルプロジェクトも別のメンバーとこなさなければならないため、スケジュール管理がなかなか大変でした。バックグラウンドや自分の強みによって、グループでの貢献の仕方が多少変わってくるのも、自己管理能力が問われるところです。ただこのような状況は実際のビジネスの現場では頻繁に起こりえるため、それをより多様性に富んだ環境で実体験することは、自分の許容範囲を拡張するのにうってつけだと思いました。

GBSでは選択授業を履修する学期に交換留学で参加したので、必修の授業がどのように行われていたかはわかりませんでしたが、選択授業は20〜50人程度のクラス規模で、座席配列が半円を描いた教室で行われました。GBSにおいて改めて驚いたのが、どの授業にも”participation”という評価項目が設けられており、全体のおよそ10%〜20%を占めています。授業にどれほど積極的に参加したかが主な評価基準となり、多くのクラスメイトはネームプレートを自席に立てて非常に積極的に発言したり、授業中でもディスカッションを発生させたりしていました。また、教授からの積極的なコールドコールも多く、概ねインタラクティブで活発な授業が多かったように思います。

設備

MBA生活において重要な学校設備といえば校舎と図書館、そしてレクリエーション施設でしょうか。この点においてはGBSが圧倒的に魅力的だったと思います。キレイで新しく広大なキャンパス、快適で十分なスペースがある図書館、無料で利用できるジムと体育館、選択肢の非常に多いカフェテリアなど、快適な学生生活を送るには十分だったと思います。

AMBSももちろんこれらの施設は十分に揃っていますが、快適さと規模の面では正直劣っていると思いました。前向きな考え方をすれば、いろいろと不便なイギリスの生活は自分の可能性を再発見できたり、更には愛嬌すら感じるときもあるので個人的には好きです。

生活

本ウェブサイトでも紹介されているように、マンチェスターは非常に住みやすい都市です。市街地は概ね徒歩圏内であり、バスやトラムなどの公共交通機関も十分に発達しています。近隣都市やロンドンへはそれほど費用をかけずに鉄道やバスを利用して日帰り旅行も可能です。

反面、よく言われるようにアメリカの国土規模は日本やイギリスの比ではなく、何をするにも車移動が必須です。アトランタも例外ではなく、基本的に車がないと食料品の調達や外食をする際に(近年はUberやLyftなどのサービスが普及しているため、比較的便利とも言えますが)不便を感じることがあります。私は滞在が短期間だったこともあって、車を所有しているクラスメイトのお陰で大きな不便を感じることをなく過ごすことができました。不便な反面、国土が広い分1週間の休暇をどこでどのように過ごすかという幸せな悩みもあります。私は授業の合間を縫ってマイアミ、ニューヨーク、ポートランドへの小旅行を楽しむことができました。ヨーロッパの都市とは全く違う風景、文化を楽しむ良い機会となりました。


以上が4ヶ月間、アメリカのMBAで過ごして感じた、欧州MBAとの主な違いです。英国のMBAに在籍しながら全く違うMBAも体験できたことは非常に貴重な体験で、交換留学制度を利用して本当に良かったと思いました。

学校を選ぶ際に、国、費用、カリキュラムの長さ、ランキングなど様々な判断基準があると思いますが、やはり選択する学校によって何が得られるかが大きく異なってきます。そのため、自分がMBAで、ひいては海外生活でどんな経験をしたいかが非常に重要であると、交換留学の経験を通じて改めて感じました。