タイ交換留学記(Sasin Graduate Institute of Business Administration of Chulalongkorn University)

こんにちは、Class of 2017のRY です。AMBSではいよいよ最後のコンサルティングプロジェクトであるIBプロジェクト (International Business Project) が本格的に動き出し、クラスメイト達がリサーチのため世界各国へ旅立ち始めています。今回はAutumn Semesterでのタイへの交換留学について書きたいと思います。

私が交換留学先として選んだのはタイにある Chulalongkorn University の Sasin というビジネススクールです。バンコクの中心地にあるためアクセスもよく、学校の寮からも徒歩3分という好立地の学校でした。

そもそも Sasin を希望交換留学先として選んだのは、MBA生活を通して自分の将来のキャリアを考えた時に、今後アジアにフォーカスする機会が増えるのではないかと思い、アジアビジネスにフォーカスした授業及び Asia Pacific でのネットワーキングの機会を期待したことが挙げられます。また、Sasinは ‘Action Learning’ を学びの基礎として掲げており、AMBSの ’Learning by doing’ に通ずるものがあったため、実践を通して学びたいと思っている私にとっては理想的な学校でした。それに加え、私はマンチェスターでは入学当初からタイ人のクラスメイトと同居しているのですが、彼女から母国の話を聞くうちにタイという国に深い興味が湧いたというのも理由の一つです。

Sasinでは一学年に約80名強が在籍、タイ人が90%ほどで、International student はクラスに数人(台湾:1名、カンボジア:2名、ミャンマー:1名、アメリカ:1名、フランス:2名)という diversity に富んだマンチェスターのクラスとは正反対の環境でした。クラスメイトは主に Family business に携わっている人、起業家、政府等の奨学金で東南アジア諸国から来ている学生で構成されていました。Exchange students に関しては計12名(ドイツ:4名、アメリカ:1名、フランス:4名、日本:2名、台湾:1名)が私の留学期間と同じ時期に来ていました。

Exchange student と
Exchange student と

Sasinでの交換留学は 9/1-11/21 と AMBSの他の交換留学プログラムよりも比較的期間が短いため、オリエンテーション等はなく、授業もかなり intensive なスケジュールで組まれています。私は Finance 分野、Marketing 分野及び Law 分野と幅広く授業を取ったのですが、中でも印象的だったのは Operational Management の授業でした。タイには日系企業の製造拠点が多く存在していることや、交通網のインフラがあまり整っておらず公共的な場所(道路・駅)で多くの渋滞・長蛇の列が見られることから、Process performance (Flow time, Throughput rate inventory, Process cost 等) をいかに改善するかということが大きな課題となっています。教授・生徒は日本の企業ではオペレーション改善についてどのように取り組んでいるのか、トヨタの Kaizen、Kanban system や Heijunka 等、聞きなじみのあるアプローチに関してどのように解釈・実践されているのかということに非常に関心を持っています。そして、日本に関する質問は全てといっていいほど日本人学生に集中します。そのため、日本のビジネスについて再理解し、また日本のビジネスがアジア諸国からどう見られているのかを肌で感じることのできるいい機会となりました。日系企業と取引のある Family business の経営に携わっているクラスメイトも多いため、自分の会社ではどういった課題があるのか、日系企業との関係性はどのようなものかといった、実際に直面している課題について意見を交換する光景もとても印象的でした。

Sasinの校舎
Sasinの校舎
クラスの風景
クラスの風景

最後に授業外のことについても少し書きたいと思います。Sasinでは短期間滞在者でも寮に滞在することができるのですが、料理することが禁止されているため、食事は基本的に毎日外食でした。最初は戸惑ったのですが、学校の Canteen では、25 TBH (75円前後)で本格的な約80種類以上のタイ料理を日替わりで楽しむことができます(エアコンはありません)。

タイは東南アジアの中心に位置するため、週末やタームの合間を縫ってタイ国内のみならず周辺諸国(シンガポール、ベトナム及びカンボジア等)へ気軽に旅行できるということも大きな魅力の1つでした。