2nd termを終えて - MBSの特徴 - 

こんにちは、Class of 2016のHisaです。このBlogでは、これからMBSの在校生を中心にMBSのプログラムやイベント、現地での生活の体験談や感じたことなどを、皆さんにシェアしていきたいと思います。

 

今回は1年目の2nd termの目玉授業である"Negotiation Skills"を中心に、2nd termでボクが肌で感じたMBSの特徴についてお話しさせて頂きたいと思います。

 

MBSでは授業で学んだことを実体験の中で使うことを、プログラムとして重視しています。基本的にはコンサルプロジェクトがそうした場となっているのですが、このTermだけは"Negotiation Skills"の中で5名程度の起業家集団としてBusiness Planを書いて、Venture Capitalと交渉をするシミュレーションがその中心になっています。(交渉相手になるのは、実際にVCとして活動している方々です。)実際にこの授業を受けてみて、これは難しいなと思った内容が三つありました。

 

  • データ集めの難しさ: これはコンサルプロジェクトでも同じなのですが、ケーススタディと違って分析対象とするデータを自分たちで集めてくる必要があります。自分たちのチームはイギリスを市場として中古車をネットで販売するプラットフォームについてのBusiness Planだったのですが、イギリスの中古車市場の分析や、競合となるディーラーの財務状況の調査など自分たちのビジネスを掘り下げていくために必要なデータを揃えていくのにはかなり苦労をしました。

 

  • 議論の難しさ: ビジネスや文化的なバックグラウンドによって、ビジネスの拡大の仕方に対する考え方はかなり違いがあります。Business Planの場合、どのぐらいのスピードでビジネスを拡大していくか?ファイナンス上のリスクをどう捉えるか?Exitまでを考えた場合に、VCとどういう付き合い方をするか?といった観点で、白熱した議論を交わしていました。ボクは決して英語が上手い方ではないので、なるべく最初に下調べをしてきて数字を使って自分の考えを伝えるなど配慮をしていました。

 

  • 交渉の難しさ: 個人的には、この授業の一番オモシロい、かつ難しい部分でした。いかにVC側のロジックで見て「このビジネスに投資したい!」と思えるようなBusiness planを作れるかどうかはもちろんですが、投資してもらう金額やその期間の肌感覚みたいなものがないと結果的に説得力に欠けた提案になってしまいます。また、これは日本人に限らず、Business Planを提示する際には交渉上どちらかというと自分たちが不利な立場にあることから、VC側が認めてくれるであろう金額を過小評価してしまう傾向にあるようです。いかにこういったバイアスを捨てて交渉をするかというのも、この授業の醍醐味だと感じました。

 

実際に最後のNegotiationを行うまでのプロセスは非常に大変でしたが、"Learning by doing"というMBSのプログラムを体現するような実体験から得られる知見の多かった授業だと思います。自分にとっての一番のtakeawayは、Business Planを作るのにはハード的な知識ももちろんだけど、ネゴシエーションやリーダーシップのようなソフト的な要素の占める比率が以外と高いというところでした。こういった学び・発見を今後のコンサルプロジェクトにも活かしていければいいな、と思う次第です。